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公立小学校の英語授業 その7

 

今回は視聴覚室でおこなわれた3年生の英語授業のレポートです。

 

この日は数名の先生も見ており、皆ちょっと緊張気味です。

 

教室であらかじめ背の順にA~Eまでの5つのグループを作っておいたので、グループごとにまとまって視聴覚室に移動開始です。

 

 

各グループの人数は5~6名です。

 

移動が終わったらさあ授業がスタート、いつものようにハローソングを歌います。

 

今日のテーマは「カラー」です。

 

先ほど作ったA~Eの5つのグループ、5列に生徒たちは並んでいます。

 

教室の半分の空間は開けておきます。

 

まず、壁に3枚色画用紙を貼っていきます。

サイズは生徒たちが使用しているノートと同じサイズです。

 

次に色のついた直径30cmほどの輪を床に5つ置きます。

 

それをグループごとに用意します。

 

生徒たちからみてまず縦に5つの輪が並び、その向こう、自分たちがいるのと対面の壁に色画用紙が貼ってある、という感じです。

 

ここまで準備が整ったら皆で声に出して練習します。

 

先生が「red、yellow、green blue、write、black、brawn、pink、orange」と順番に言っていくので大きな声で繰り返します。

 

先生の発音をよーく聞いて何度も繰り返します。

 

大体覚えたら次にゲームの説明がされます。

 

先生の「Ready go!!」の合図とともにグループの最初の人がそのカラーのところまで歩いていき(走ったらアウト!です)、触ったと同時に大きな声でそのカラーを英語で言います。

 

1つのグループに1人の先生が付き添っており、その先生に聞こえるような大きな声で言わなければいけません。

 

また、触り方ですが毎回手、足、ひじ、どこで触るのか指示が出るのでそれに従います。

 

各色、紙は一枚ずつしかありません。

 

 

それでは、実際にやってみましょう。

 

先生「orange!手で触って!Ready go!」

 

1人目から5人目まで指示はずっと同じなので皆難なくクリア。

 

何回か繰り返して慣れてきたらレベルアップです。

 

 

先ほどまで指示は1つのカラーでしたが、だんだん枚数が増えていきます。

 

先生「red、yellow、green ひじで触って!」

 

更にどんどん枚数が増えていき、最後は8つのカラー全部を先生が言った順に言わなくてはいけません。

 

 

子どもの集中している時の記憶力には目を見張ります。

 

皆迷いなく次々タッチしていきます。

 

グループの最後のメンバーは勝敗がかかっているので、プレッシャーもかかってきます。

 

「はやくしろよー!!」

 

「いそいで!!」

 

容赦ないメンバーの声援?が聞こえます。

 

 

急ぎたいのに走ってはいけないとの指示…。

 

どのグループのアンカーも必死の競歩で指示されたカラーを触ってゴールします。

 

今日も授業も盛り上がりのなか終了です。

 

このレポートを書いていて思うのですが、この年頃の子どもたちは本当に競うことが大好きなようです。

 

今後も各年齢、学年それぞれの特徴を生かした授業を期待したいものです。

2013.05.07 |  831 | 

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