こんにちは!アクティブ石田です。
ニュースを付けると新型コロナウィルス関連のことばかりですね。
こういったニュースが蔓延っているこの時期、震災のときの福島に対する風評被害を思い出します。
確かにこのまま爆発的にウィルス罹患者が増えるかもしれないという状況は心配ですが、私が現在もっと心配しているのが、中国や中国人に対する差別的な扱いが広まってしまうのではないか、ということです。
先日見たニュースでは、韓国や日本の飲食店などで「中国人入店お断り」というビラを貼っているお店が複数あるということでした。
韓国では、コロナウィルスに罹患した人の行動を、政府がネット上で公表しているらしいのですが、罹患者が立ち寄ったというお店をニュースキャスターが訪れたところ、どの店も休業中、営業停止に追い込まれていたという、これまたかわいそうな状況があることも知りました。
私は、自分で絶対に「何代か前には中国人の血が入っているはず!」と勝手に信じ込んでいるぐらい、中国に思い入れがあって、たった1ヶ月の短期留学経験しかないのですが、中国が大好きです。
中国という名前の通り、世界の「中心」にあって、良いところも悪いところもぜーーんぶ、何もかもあって、とにかく懐が深くて奥が深い場所です。
だから余計に擁護しているのかもしれませんが、それにしても、巷での「中国人=避けて通らなきゃ」ということが、何の恥じらいもなくまかり通っている状況には非常に憤りを感じてしまいます。
どうしても心配性で、中国人というだけでウィルス感染の可能性を恐れてしまい、接触するのが抵抗あるという方は、それはもう仕方がないです。
ですが、せめてそういう気持ちを持つことや、接触を躊躇ってしまうことを恥じてほしいし、公言はしないでほしいです。
現在、中国では湖北省の人間が差別されています。
日本や韓国では、中国人への差別があります。
(特に中国系の子供はいじめにあっている子もいると聞きます。胸が痛みます)
欧米では、アジア人全体が差別されています。
以下はヤフーニュースのトピックスからのリンクです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200213-00010000-bfj-int&p=1
フランスにいる日本人女性が、1日に1回は指をさされて「コロナ」「中国」などと忌み嫌うように言われるそうです。
------------
アクティブでは、英語・英会話の家庭教師紹介サービスを通じて、国際化社会に向けて活躍できるお子様の育成サポートをさせて頂いております。
国際化社会、ボーダーレス社会に向けて大切なのは、こうした国名・人種による差別や蔑視ではなく、死者と罹患者を多く出している中国人に会ったら気遣って労わってあげる精神を育めるかどうか、ということではないでしょうか。
中国人のお客様が来店されたら、入店を拒否するのではなく、
「大変な思いをされていますね。早く流行がおさまると良いですね」
と声をかけてあげてください。
マスクを爆買いされている中国人に対する批判も強まっていますが、中国ではマスクの入手は日本以上に難しく、一方で外出時には強制的にしなければならないという風潮にあるようです。
マスクへの過信についても問題視する声も出ていて、これはまた別の話になってしまいますが、いずれにしても日本よりもずっと罹患者が多い中国に住んでいる方々に、マスクを優先して購入させてあげるといった、懐の大きさを持つ日本人が少ないことを残念に思います。
もちろん、それとウイルス拡大の予防のために策を講じるということは話が別です。
「手洗い、咳(せき)エチケット、栄養、睡眠」
この4点が、ウィルス予防には効果があるそうです。
感染予防は万全に、隣国の人々にはいたわりの気持ちを。
ぜひ、お願いしますね!!
Feb 14, 2020 | 576 | 代表メッセージ