帰国子女の英語教室選び

帰国子女向けの英語・英会話レッスン<スクールタイプ別の特徴と比較>

ここでは、帰国子女の英語保持や帰国子女枠での受験などのために英語教室や英語学習ツールを探している親御さんのために、 日本にある帰国子女をサポートしている語学学校をタイプ別にご紹介します。

アクティブでは「英会話家庭教師」をご提供していますが、子供によっては必ずしも当社サービスが一番とは言い切れない部分もあります。

ここでは、 そうしたところも包み隠さず、真にお役に立てる情報をお伝えしていきます。

ぜひ、スクール選びのご参考になさってください!

 

  1. オンラインの帰国子女向スクールとの比較
  2. 帰国子女専門スクール(通学)との比較
  3. インターナショナルスクール(アフタースクール)との比較
  4. 各スクールと比較した結果の、最善のチョイスは?!

   

帰国子女の学校選び

   

1.オンラインの帰国子女向スクールとの比較:チューターが子供の隣に座るメリットを感じます!

帰国子女向けの英語保持教室や英会話スクールは、生徒の絶対数が少ないせいか、教室を構えているというよりは、「オンライン」での指導を基本としているところが多いです。

帰国子女さん自体の数が一般の子どもたちに比べて少ないため、狭い商圏内では、クラスを運営維持できるだけの生徒が集まりにくいというのが主な理由だと思います。

 

スカイプや、その他のオンラインチャットツールを使って、同じく帰国子女の大学生とネット上で繋がってチューターをするというスタイルが多いですね。

 

料金はそこまで割安ではありません。

オンラインとは言え、レッスン料は60分につき4,000円~6,000円程度とかなりの高額設定です。

(大手他社価格)

 

それでも、せっかく現地で得てきた英語力を保持させてあげたい、という親心から高額なオンラインレッスン料を支払っているご家庭も多くあると思いますが、やっぱりちょっと設定が高いのかな、・・・と思います。

 

もちろん、オンラインレッスンが必ずしも悪いとは思いません。

こういうスクールには、帰国子女の大学生が多く在籍しているために、フレッシュな帰国子女受験の情報や、対策ノウハウをお持ちの場合も多いでしょう。

 

でも、どうせその金額をだすのであれば、やっぱり子供の隣に座って指導をしてあげる、オフラインのチューターサービスの方に分があると思います。

 

しょっぱなから、自社の宣伝っぽくなってしまい恐縮ですが、

「子どもの表情を読んで、その子の関心や理解度を測る」「スキンシップを通して子供と仲良くなって信頼を築く」

などは、オンラインでは難しい部分です。

 

しかも、さらに宣伝になってしまって申し訳ないのですが、料金面でも、オンラインの帰国子女向け家庭教師サービスよりも、アクティブ英会話は勝っているんです!

 

弊社は帰国子女のお子さんが多いものの、「専門」ではないために、一般のキッズ英会話レッスンと足並みを合わせる必要があり、結果として帰国子女向けレッスンは、非常に割安の設定・お買い得金額になっています。

例えば、兄弟2名に60分ずつマンツーマン指導を週1回をご提供した場合には、2名で月謝26,000円。オンライン指導で1回5,000円の場合、月4回受講したときには2名で月額40,000円ですから、その差は歴然ですよね。

 

では結論! 

オンラインの帰国子女向け家庭教師サービスについては・・・・。

帰国受験などの必然がある場合には選択しても良いと思います。しかし、目的がまずは英語力保持、ということであれば、別の選択肢をおすすめします。

 

2.帰国子女専門スクール(通学)との比較:子どもの性格によって選択すると◎!

それでは、次に帰国子女を専門にしている英語教室との比較です。

こちらは、有名なところで、非営利の公益財団法人である「海外子女教育振興財団」が40年以上前から開催している

帰国子女のための外国語保持教室」が有名ですので、ここを例に挙げてみましょう。


開催は首都圏のほか、名古屋・大阪でもスクールがあります。

開講は土曜日の週1回90分が基本で、料金は一般価格が年間で15万円程度です。

 

・・・・あれ? 

当社の家庭教師レッスンは兄弟2名120分の場合、マンツーマン指導で年間26,000円×12=31万2千円。

15万×2名=30万円ですので公益財団法人さんとほとんど変わらない料金設定でした。

やっぱり、うち、格安でしたね(^^;)

 

とは言え、集団の帰国子女専門スクールの場合には、ちょっと必ずしも、「うちの方がぜったい良い」・・・とは言い切れない部分があります。

 

それは、「周りとの競争原理」が働くということ。

負けず嫌いで頑張り屋。

わいわい大人数で切磋琢磨しながら学習する方が効果が出る、というお子さんもいます。

そういった子供の場合には、家庭教師レッスンよりも集団の通学スクールの方が良いと思います。

 

ちなみに、海外子女教育振興財団の場合には『15名以内の少人数制』という記載になっていますが、わたしの感覚では少人数と言えばせいぜい5名以内ぐらいではないかと・・・。

通学クラスであっても、欲を言えば、もう少し一人一人のケアが出来るぐらいのクラス人数設定だと良いですね。

 

このように、集団の方が良いお子さんもいると思いますが、一方で、集団のなかだとあまり発言できないとか、気後れしてしまうようなお子さんもいます。

この場合は、これはもう、圧倒的に家庭教師・チューターから指導を受けたほうが伸び伸びと発言ができていいですね。

 

あとは、やはり土曜日に毎週休みなく受講するのって、結構大変です。週末はイベントが多いですからね。

家庭教師であれば、自分の好きな曜日や時間帯を選んでレッスンが出来るので、そこも家庭教師に軍配が上がります。

 

とは言え、家庭教師レッスンと違って、通学のスクールであれば、おなじ「帰国子女仲間」の友達が出来るので、むしろ週末を楽しみに通学を楽しんでいる、というお子さんも多いでしょう。

このあたりは、お子さんによってどちらが良いか、親御さんの方でも見極めてあげると良いと思います。

 

3.インターナショナルスクール(アフタースクール)との比較:ネックは高額なスクール料金?

次に比較するのは、最近爆発的に増えているインターナショナル学童などの民間の【英語を特色として取りいれているアフタースクール】です。

こちらのメリットは、ほぼ毎日、放課後に通うので前述の、

「家庭教師」
「オンラインレッスン」
「家庭教師専門学校への通学」

と比較して、英語に触れる機会が一番多いというのがポイントではないかと思います。

 

実際、帰国子女の大学生による帰国子女向け家庭教師レッスンを週に1回、高額料金を出して受講するぐらいならば、【帰国子女向けではない通常のオンライン英会話スクール】にて、同予算で「毎日」レッスンを受講した方が、英語力の保持には効果があるのではないかと思います。

 

それぐらい、お子さんは「覚えるのも早ければ、忘れるのも早い」という傾向があるからです。

 

ただし、スクールの選定には慎重にならないと、

「先生の多くは日本人。しかも、留学歴半年程度の英語力という先生がほとんどで、外国人の先生は客寄せのために数名だけかろうじて在籍している」

というような、なんちゃってインターナショナルスクールもあります。

 

そういったスクールでは、子供たちはほとんど日本語だけで会話をしている、というようなケースもありますので、その点は注意が必要です。

 

一方、アフタースクールではなく、一般の小中学校には通わずに全日制のインターナショナルスクールに編入をさせたい、という場合には、これは英語力の保持には間違いなくベストの方法ではあると思います。

海外と同じカリキュラムで、あたかも海外滞在中と同じようなシステム(例えば長い夏休みとか、イベントごとも日本特有の運動会や文化祭の代わりにダンスフェスがあったりなど)で「国内留学」をしているように、学ぶことができます。

 

海外で受けた教育に満足していて、それをそのまま継続さえたい、と考えているのであれば、インターナショナルスクールを選択肢の一つとしてご検討いただくと良いと思います。

 

ただし、会社からの補助がない場合には、インターナショナルスクールの「高額な授業料」を支払う覚悟と、インターに通うということで、日本の学校法人での教育が受けられない、ということを覚悟をしておく必要があります。

日本では、インターナショナルスクールは「各種学校」扱いで、学校教育法第1条に定められた「学校」ではないため、スクールによっては日本の大学の受験資格が得られないという可能性もあります。

 

もっとも、財政的にも余裕があり、日本の大学ではなく海外の大学に行かせるつもり、という場合にはこうした問題はあまり気にならないかもしれません。

 

もう1点注意しておきたいのは、インターナショナルスクールは一般的に宿題が多く、授業についていくのも大変なところが多いということです。

アクティブでは、こうしたインターナショナルスクールに通っているお子さんの「宿題などのフォロー」を求めて家庭教師をさらに必要としているご家庭からのお問合せもよく頂戴するぐらいです。

 

また、インターに通うお子さんは、いわゆる「日本のソサエティ」からは外れたところで生活をしていくことになりますので、それが子どもが望んでいることなのかどうかも、しっかり話し合った上で選択をしていってあげてほしいですね。

    
4.各スクールと比較した結果の、最善のチョイスは?!

 

それでは 「オンライン帰国子女向け家庭教師」「帰国子女専門の英語学校」「インターナショナルスクール(アフタースクール)」

と、当社でご提供できる、

家庭教師スタイルレッスン・帰国子女コース

をすべて合わせて比較検討した際の、ベストチョイスはどこでしょうか?

 

・・・・ もちろん、その答えは、ひとつではありません。

生徒の性格特性や、お子さんの将来の進路をどう考えるか、どのレベルまで英語を保持・上達させたいか、ということによってベストの選択は変わってくるとは思います。

 

ただ、身内びいきのようですが、家庭教師・チューターという選択は、帰国子女さんにとって、かなり「悪くない選択」だと思っています!

 

もっとも、当社のサービスは首都圏限定となりますし、首都圏にお住まいであっても、やはり帰国子女やハイレベルな英語力を持ったお子さんの指導ができる先生は限られているため、すべての希望する生徒様に先生をご紹介することはできません。

 

または、先生をご紹介するところまでは何とか進んだとしても、生徒さんとどうしても性格的や指導方法が合わないという場合もあります。

こればっかりは、人と人との関係ですから「すべての生徒さんが100%満足できる」先生って少ないです。

Aさんには非常に気に入ってもらったB先生が、Cさんには不評だった、ということもあります。

 

ということで、わたしがおすすめするのは、以下のようなプランです!

  • 通学スクールが合って良そうなお子さん
    近隣の帰国子女専門学校を探してみる。予算があれば、インターナショナルスクール・アフタースクールも選択肢の一つとして要検討。
  • マンツーマンで伸びていきそうなお子さん
    首都圏(東京・神奈川・千葉・横浜)にお住まいの場合には、まずは当社にお問合せ下さい!
    うまく先生が見つからなかったり、見つかっても良い先生だと思えなかった場合には、オンラインで指導をしてくれる帰国子女向けクラスのあるスクールを検索。
  • 近隣には帰国子女向け学校が見当たらない場合
    オンライン英会話を週に3-4回、頻度を高めに受講。もしも帰国子女枠で受験を考えている場合には、帰国子女向けのオンラインスクールに受験前の一定期間のみ転向。

 

いずれにしても、帰国子女のお子さんは自分の能力以上に周りから期待されたり、学習量も多く頑張っている子どもさんが多いですよね。

 

親御さんには、お子さんたちに期待をするのは良いのですが、期待をし過ぎて過度にプレッシャーをかけずに、お子さんが能動的に学んでいけるような環境をご用意してほしいな、と思っています。

こちらのご案内が、そんな保護者の方々の英語教室選びのお役に立てば幸いです。